今季のラニーニャ「過去100年で最強」
●今季のラニーニャ現象は、「過去100年で最強」であると言われています。
年が明けてから、日本列島各地では大雪や冷害による農作物の被害が報告されています。お隣の中国でも北部は冷害、南部は干ばつにより、農家が甚大な被害を被っているといいます。また、いま真夏の南半球のオーストラリア、ブラジルでは大洪水により過去最大の被害が出ているとの報道を目に致しました。その異常気象の原因として、深く関わっているといわれているのが、「エルニーニョ、ラニーニャ」と呼ばれる、太平洋赤道域の海水温の変化です。 この水域の海水温の異常な上下動は、地球の気候を大きく変動させます。そして、大雨や干ばつを招き、農産物被害を与えるだけでなく、感染症の増加にも関わっていると言われています。
今、霧島山・新燃岳の噴火が報道されている宮崎県で発生した口蹄疫、鳥インフルエンザもそのような地球規模の気候変動の流れと関わっていることを観じました。 このラニーニャ現象は、5月まで続く見込みと言われていますから、この冬の寒さのあとには、去年のようなまた厳しい暑さがやってくる可能性がたかいですね。